クルージング旅行をしてみて思ったのは、事前の情報収集の大切さ!でした。
そこで、クルーズ寄港地完全攻略法をお伝えします。
クルージングをする前は、なんとなく船が連れて行ってくれるだろうなぁと思っていたのですが、港ごとに、港から観光地までのアクセスも異なります。
ギリシャのミコノス島のように、船が着港できないところでは、テンダーボートで順番に上陸するのですが、3000人近い乗客が降りるので、当然順番待ちになります。
現地ツアー付の団体旅行の場合、船を降りるとすぐにバスが待っていて、効率よく案内をしてくれますが、個人旅行だと情報収集が鍵です!
こう聞くと一見大変そうですが、2人っきりの時間を大切にしながら穴場ポイントでのんびり過ごしたり、団体のバスとは違うルートでまわることでゆったりと観光できたり、個人旅行のメリットはたくさん!
私たち夫婦は、船上のどの日本人旅行者よりも、クルージングを楽しんだと自負しているので、これさえ読めば思い切り楽しめるCostaクルーズ寄港地攻略法をお伝えします。私たちが乗船したのは2018年6月のヴェネチア発のコスタデリチョーザ号で行くエーゲ海クルーズでしたが、同時期に他社の船も同じルートを巡っていたので、コスタ以外の方にも役立つかと思います。
1つの港ごとに情報を集め、自分たちらしい過ごし方を模索するクルージングは、ゲームを1つ1つ攻略しているようでとっても楽しかったです!
イタリア バーリ(Italy, Bari)
- シャトルバス利用(港からバーリ中心地まで)
- シャトルバスを降りたところで待っていたBari sightseeing tourでオプショナルツアーに申し込み
- アルベロベッロ&ポリニャーノ・ア・マーレのプライベートツアーが50€(2人で100€)
最初の寄港地がイタリアのバーリだったのですが、インターネットでバーリと検索してもいまいち魅力的な情報が見つからず、特に期待をしていませんでした。
しかし、コスタデリチョーザ号に乗船した後、各寄港地でオプショナルツアーが用意されていることを発見。しかも、人気のツアーはすぐに売り切れてしまうのです。
乗船後世界遺産のアルベロベッロに行けることに気づくも、予約のシステム等が分からないうちに、ツアーは売り切れ。がっかりしていたのですが、きっと現地へ行けばいいことがあるに違いない!と気を取り直して、下船すると、本当によいことがありました。
現地で運転手を雇ってプライベート旅行
シャトルバスがバーリの市内に停まると、Bari sightseeing tourの赤い服を着たスタッフさんがたくさん待っていました。確かに、観光地にとっても、一度に3000人の乗客を運んできてくれるクルーズ船は一大ビジネスチャンスですよね。
バスから降りた多くの旅行客は、市内をまわる観光列車に乗っていきましたが、私たちはダメ元でアルベロベッロに行くことができないか聞いてみることに。
すると、英語を話せるスタッフが、運転手さんを呼んでくれ、コスタのオプショナルツアーよりも安く、アルベロベッロに行くことができました。また、ジョージクルーニー似のイケメン運転手さんが、ポリニャーノ・ア・マーレというそれまで全く知らなかった美しい街に連れて行ってくれました。
Alberobello アルベロベッロ|とんがり屋根が可愛い世界遺産
世界遺産にも登録されているおとぎばなしのような小さなお家が本当に可愛い町。
お土産やさんが連なっています。
中には屋上を開放しているお土産やさんもあるので、屋上から町を見渡すこともできます。
可愛いお土産もたくさん♪飾るだけで可愛い笛や、カラフルなペイントに胸が躍る可愛らしい瓶に入ったオリーブオイルなど、お買い物をするだけであっという間に時間が過ぎてしまいそう。
オリーブオイルはパンにつけていただくだけで絶品で、まとめ買いしました。
さくらんぼが有名なようで、大粒のさくらんぼを買って食べました。
Polignano a Mare ポリニャーノ・ア・マーレ|白い街並みと海が美しいイタリアのリゾート
ここは運転手さんが連れて行ってくれて初めて知った場所。
まったく知らなかったからこそ、あまりの美しさに本当に驚きました。
崖と崖に挟まれた海は、天然のプール。
ひと泳ぎするとひんやりと澄んでいてとても気持ちがよかったです。
崖の上には、白い建物が並んでいて、まるでテーマパークのような景色。
まだ日本では有名になっていないのか、日本人は誰もいませんでした。
カラフルな商品を扱うお土産やさんもあり、女子受けしそう。
ミントたっぷりのモヒートも有名だそうです。
ギリシャ コルフ島
- シャトルバス利用(港からコルフ島中心地まで)
- 個人で散策(徒歩)
コルフ島はとても小さな島なので、ツアーには申し込まずに個人で散策しました。
時間がゆったりと流れる自然豊かな島で、2人っきりのデートは最高の思い出。
市街地は混雑していたので、混雑を避けたい新婚旅行カップルにおすすめしたいのはこのコース。
①旧要塞からの展望を満喫
コルフ島で有名な旧要塞。橋を渡ると、半島のような場所に要塞が残っています。
頑張って坂道を上ると、頂上からはコルフ旧市街地と見渡す限りの美しい海が織りなす絶景が。
天気もよく最高の景色でした。
②まるでプライベートビーチ!?透明度抜群の海で泳ぐ
6月でも日本の真夏のような快晴の中、旧要塞の頂上から海を眺めているうちに、どうしても海で泳ぎたくなり、海に近づけそうな場所を求めてお散歩。
すると、旧要塞の中にまるでプライベートビーチのような浜辺を発見!
ハンモックもあって、最高のロケーション。
海の底まで見渡せる透明な海はとても気持ちがよかったです。
海が本当にきれいなのと、天気も乾燥しているので、ぱっと泳いで水着の上からワンピースを羽織っても、べたべたせずにすぐに乾きます。
ビーチ横のカフェもリゾートのような優雅さ。
ヨットが波に揺られるのを見ながら飲むモヒートは絶品でした。
③旧市街地を散策
旧市街地は観光客で混み合っていました。
お土産やさんや飲食店が軒を連ね、観光地らしい景色。
どことなくイタリア風の景色を楽しむことができます。
④ギリシャ料理を楽しむ
新婚旅行でギリシャへ行った友人から「ギリシャ料理は美味しい!」と聞いていたので、現地で食べてみることに。
船の中でも昼食をいただくことはできるのですが、せっかくならと思い、現地でも食べてみました。
コルフ島の市街地には、思わず引き込まれてしまいそうなオープンカフェがたくさん。
ふわふわのソファーが魅力的なカフェで、お魚のお料理をいただきました。
ギリシャ サントリーニ島
- クルーズ船(Costa)のツアー(英語)を利用
SNS等でも見かけることが多くなったギリシャのサントリーニ島!
青い屋根に白い壁の建物は、最近ハネムーンフォトでも人気ですよね。次の寄港地のミコノス島でも、白い壁と青い屋根の景色を楽しむことができますが、町を上から見下ろしながら海をバックに撮影するには断崖絶壁にあるサントリーニ島がおすすめ!
サントリーニ島は、今回のクルーズでも最も行きたい場所だったので、ツアーを利用しました。
クルーズ旅行でツアーを利用したメリットとデメリットをご紹介します!
メリット
・バスで移動中もガイドさんの説明を聞くことができる
これは一番のメリットです。英語のツアーでしたが、私たちが参加したグループは日本人観光客だけでした。個人で参加していたのは私たちを含め3組だけ。その他の団体旅行の参加者の方々は、イヤホンで日本人添乗員さんの説明を聞いていたので、プライベートガイドのようでした(現地のガイドさんの話を聞いている参加者があまりに少なく可愛そうでしたが…)。
サントリーニ島でおすすめのワインや、オリーブオイルの木をなぜ地面に這わせているか、火山の噴火でできた歴史など、さまざまな情報を現地の方から直接聞くことができたのは、とてもよかったです。
・移動手段に頭を悩ませる必要がない
サントリーニ島と言えば、フィラとイラという2つのスポットが。両方を効率的にまわるために、移動手段に悩む必要がなかったのは気軽でよかったです。
・他の参加者と写真を撮りあうことができる
これもかなりのポイント!他の参加者と写真を撮りあうことができるのはメリットのうちの1つです。
デメリット
・集団で移動するので、到着地が混み合う
他のクルージング船も到着しているので、ものすごい人混み!いかにもサントリーニ島という白い壁&青い屋根&海の写真を撮るのにとても苦労しました。
・集合や出発に時間がかかる
移動に時間がかからないのがメリットである一方、団体行動なので前もって集合する必要があり、最も効率的にまわれる個人旅行の魅力も感じました。
・ツアー代がかかる
次にサントリーニ島へ行くなら、個人旅行かなぁと思いますが、初めてでガイドさんのお話も聞きたい!という方にはおすすめです。
ギリシャ ミコノス島
- テンダーボート利用(クルーズ船から港まで)
ミコノス島へは、クルーズ船が着岸することができないので、避難用のボートに乗って上陸します。3000人以上の乗客が下船するので、こちらも当然順番待ちに。たくさん観光するために、早く下船したいですよね。テンダーボートは無料で、前日の夜に決められた場所で整理券が配布されていました。整理券の配布場所と配布時間の確認は観光を楽しむために必須です。
- 個人で散策(徒歩)
- 船でParadise Beach(パラダイスビーチ)へ
ミコノス島もサントリーニ島と同様、青い屋根と白い壁が可愛らしい町並みです。
サントリーニ島との大きな違いは、サントリーニ島の町が断崖絶壁の上にあるのに対し、ミコノス島は海辺にあることです。
急な傾斜等もないので、町と海を徒歩で楽しむことができます。青い屋根のイメージが強いですが、必ずしも青でなければならないという決まりはないそうで、カラフルな景色も。
青い空と青い海と真っ白な壁が美しい場所です。
ミコノス島では町の中を散策した後、現地の観光船でパラダイスビーチへ行きました。
パラダイスビーチは透明の海が本当にきれい!クルーズ船のツアーが到着する前だったので、海に最も近い最高のソファに座ることができました。
こんな絶好のロケーションで1日20€。お店ごとにソファがあり、定員さんが注文を聞きに来てくれます。
ここで食べた魚(恐らくヒラメかカレイ?)のフリットが絶品!こんなに美味しいお魚は初めて食べたというお味。ドリンクもギリシャの旗が飾り付けられていて、とっても可愛いです。
まさに新婚旅行というリゾート感を味わうことができました。
クロアチア ドブロブニク
- シャトルバス利用(港からドブロブニク中心地まで)※予約不要・無料
- 個人で散策(徒歩)
- 観光船で船からの景色を満喫
オレンジ色の屋根が可愛い城壁で有名なドブロブニクは、徒歩で散策しました。
まずは城壁をぐるっと1周。城壁からは、海や街を見下ろすことができます。こんな写真を撮ることも。
城壁の中は、可愛らしいお土産やさんや、美味しそうなレストランがたくさん!
職場のお土産用に小さなはちみつの瓶をまとめ買い。その他にも、トリュフ入りオリーブオイルや、星の王子様が描かれた木のコースターを購入。手づくりの作家さんのお店などもあり、お土産を購入するにはおすすめです。
ケーブルカーから眺める景色が有名なドブロブニク。ケーブルカーに乗ることもできましたが、今回は海から城壁を見たいと、現地で申し込んだ小型の観光船に乗りました。海から見る城壁も圧巻でした。
これだけ楽しんで20万円!
ここまで、コスタデリチョーザ号で行くエーゲ海クルーズを寄港地別に満喫する方法をお伝えしました。
クルージング旅行は高いのでは…?と思われるかもしれませんが、これだけの寄港地を楽しむことができて、東京からの航空券+クルージング(海側窓付き)で1人約20万円でした。
格安にクルージングを満喫したい方には、ベストワンクルーズで個人旅行を申し込むのがおすすめです。
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