雑誌でも紹介されていたホルモン鍋
鳳仙花
美容院でぱらぱらとめくっていた雑誌で紹介されていた麻布十番の韓国料理やさん。
寒くなってきたある日、どうしてもあったかいピリ辛鍋が食べたくなったら居ても立っても居られなくなり、初めてお邪魔してみました。
外観
南北線の麻布十番駅を出て、一本入った少し暗い路地に、白く光る置き看板が光っています。
少し敷居が高そうにも見えますが、扉をガラガラとひくと、暗闇を白く照らす看板とは裏腹に、内装は明るく広々とした雰囲気。
1組ずつのテーブルが広く、上から間接照明が照らしています。注文はタッチパネル式とハイテク。
絶品のホルモン鍋とチヂミ
今回は、お目当てのホルモン鍋(3200円)とビール(650円)、マッコリの瓶(1100円)を頼みました。
ビールは泡がきめ細かくて、冷たいのど越し。ビールとマッコリをちびちび飲みながら、まだかまだかと首を長くなっていると、おばちゃんが、昔ながらのコンロに火をつけてくれます。
火をつけてくれたまま、そのまましばらく放置(このおおざっぱさが下町っぽい!)。
そしていよいよ…!お店の奥からくつくつと煮えたホルモン鍋の登場です!
鮮やかな朱色の鍋の表面がくつくつ、くつくつ、ぷわぁ~と小さな泡を立てていて、とってもきれい!
待ちきれず、器によそい、「いただきまーす!」
薄くスライスされたごぼう、玉ねぎ、キムチに、しっかりと味が染みていました。牛モツは中から脂がとろん。いつもは苦手なハチの巣も、プリンっと弾力があって全く臭みがなく、ホルモンが苦手なぷぅすけ(夫)もぱくぱく食べていました。
鍋全体は、案外あっさり。ホルモンが入っていても、胸やけせずにすいすい箸が進みます。
でも、ここはやはり唐辛子。食べ進むうちに汗がじわっ。来る前は体が冷えていたことなんてすっかり忘れて、片手に持った冷たいビールがすいすい進むお味です。
〆は雑炊。お店で作っていただくものと、セルフの2択がありましたが、ここはプロにお任せ。
雑炊が出来上がる間、パジョン(チヂミ)を注文。
かりっかりに焼かれた表面からはごま油の香りがふわり。食べた直後の油の苦みが少し気になりましたが、ふわっふわの中の生地の甘味に打ち消されました。エビのぷりっぷりの食感、イカの歯ごたえと…さまざまな食感があれよあれよと現れます。もう一切れ食べると、次は…あれ?
くにゅっという食感に何だろうと手元を見てみると、分厚いチヂミいっぱいにナスが。びっくりするおいしい組み合わせでした。
〆の雑炊も忘れずに!
チヂミを食べていると、上品にそれぞれの器に盛られた雑炊が登場。
雑炊の表面はてらてらと輝いています!
食べてみると、一言でこく。野菜から出た出汁と、ホルモンの脂が相まって、あっさりとした鍋とは打って変わってこっくりとした味わい。
乳酸菌たっぷりのマッコリとの相性も抜群。
一粒一粒ふっくらてらっと輝く米粒に、細く溶かれた卵の相性がたまりません。
ぷぅすけ(夫)は「これが一番おいしい!」と鍋よりもおじやが気に入った様子。
お腹がはちきれそうになって、2人で6900円。
すっかりぽかぽかになって帰りました。
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